【春のコンサート vol.Ⅲ】を終えて

アメリカで研鑚を積まれた阿部果織さんの黒人霊歌とバーンスタインの歌劇「キャンディード」よりアリア”着飾ってきらびやかに”から開幕。

ヨーロッパで学ばれ国際コンクールにも入賞された中川朋子さんによるリストのペトラルカのソネット第104番と”ゴンドラの漕ぎ手・カンツォーネ・タランテラ”の華麗なピアノの演奏。

多彩なステージで演奏活動を展開されている村田 望さんのプーランクの「変身」、愛の小路、オッフェンバックの喜歌劇「ペリコール」より”酔っぱらいの歌”、「追い出された亭主」より”チロルのワルツ”。ワイングラス片手に酔っぱらいの名演技で会場を沸かせました。

長年、国内外で演奏活動を続けている広瀬則子さんは、ベートーヴェンの名曲、ピアノソナタ「熱情」を熱演。

最後に、2人のヴァイオリニストと「鎌倉音楽クラブ室内アンサンブル」として10人の諸氏(ヴァイオリン宗田勇司、田尻かをり、松宮麻希子、弘田久美子、佐藤悠紀、ヴィオラ河合訓子、安藤美佳、チェロ長谷川しずか、榊原糸野、コントラバス田所慶大)によるバッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲が演奏されました。
ソリストはフランスから帰国後、演奏に教育に活躍中の霜佐紀子さん、長年N響団員として活躍された前澤均さんで、2人の息の合ったヴァイオリンで楽しいバッハの演奏となりました。

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